まめ鉄/SloIronとは?

豆由来フェリチン鉄は、まめ鉄(日本の商標)とSloIron(米国・日本の商標)の名前で流通しております。
現在、日本以外の国では、米国老舗サプリメント会社であるフローラ社が独占契約権を保有しております。したがって、豆由来フェリチン鉄原料供給が行われているのは、日本だけになります。
※供給を受けている弊社は、現在、OEMでのみ供給しております。

豆由来のフェリチン鉄の研究は、1990年頃よりカリフォルニア大学バークレー校のエリザベス・タイル教授らによって行われ始めました。タイル教授は、フェリチンの研究を1960年代より行っているフェリチン研究の第一人者です。

そして、豆由来フェリチン鉄の原料を世界中に供給するために作られたのがタイル教授も株主であるSloIron社(SloIron Inc.)です。
弊社や弊社栗山も、研究開発費を投じ、豆由来フェリチン鉄原料の供給を目指しました。

SloIron社が供給する豆由来フェリチン鉄原料:SloIronは、大豆由来の原料からスタートし、この原料を用いた商品が世界で初めて日本で発売されました。

 写真:レピールオーガニックス まめ鉄

本原料は米国のUSDAオーガニック認証を取得しているため、オーガニックやヴィーガン(ベジタリアン)の市場でも高い評価を得ています。
上記のように、すべての使用原料がオーガニック認証を得ているような商品も販売されています。

また、今後、米国で販売を行っているフローラ社は、”Highly absorbable 高吸収”を表示したヴィーガン対応サプリメントとして展開中です。

現在、ミロ活ブームによる鉄商品のニーズ拡大により、まめ鉄/SloIronが用いられた商品が市場へ続々と投入されています。現在も、弊社では、複数の案件が進行しております。

フェリチン鉄とは?

How to Use まめ鉄:フェリチン鉄

鉄の吸収と鉄不足判定(技術者向け)

原料の使用条件

現在(2023年12月15日)、以下の使用条件で、原料を供給させていただいております。

・まめ鉄由来の鉄として3mg/日以上の配合
・申請書ならびに承諾書のご提出

・校了前のパッケージデータの提出

<禁止事項>
・海外向け原料輸出
・商品名に「まめ鉄」「SloIron」を使用
・顆粒商品におけるアガベイヌリンとの組み合わせ

微量配合でフェリチン鉄などの標榜が行われること防止するため、供給条件として配合量の下限値を設定させていただいております。

申請書/承諾書の提出が無い場合、原料供給がなされることはございません。
提出なしでの購入を強行されようとされた会社様には、全て供給をお断りさせていただいております。

また、今秋、使用量で不正があった商品が見つかり、12月15日以降に申請があった商品に対して、供給条件として、パッケージデータのご提出を加えさせていただいております。
ご理解の程、何卒よろしくお願い申し上げます。

今後の展望

本原料は、日本と米国の両サイドで研究開発が行われています。
2021年、本原料は、日本人女性でのヒト臨床試験(有効性試験:月経時鉄不足の回復効果)が実施され、2022年に論文投稿されています。現在、科学雑誌での公開を待っている状況です。
また、米国でも、新たなヒト臨床試験が実施され始めています。
今後、ますますの飛躍が期待されています。

機能性食品原料に戻る